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大型自動二輪免許一発試験とは?

大型自動二輪も教習所で取得できるようになり、一発試験に挑む人は少なくなりました。けれども今でも一発試験は存在しており、一発試験のメリットもあることから、今でも一発試験に挑む人が存在しています。

こちらでは、大型バイクの一発試験について解説していきます。

大型自動二輪の一発試験とは

免許を取得するのに教習所へ通う必要はなく、技能試験と学科試験をパスすればその日の中に免許の取得ができるという制度です。免許証の発行には時間がかかるので、合格したらすぐに愛車に乗れる、ということではありませんが、1995年より前には大型バイクの免許はこの一発試験でしか取得できませんでした。

この一発試験は難関だと言われてしましたが、今とは違い、バイクを走らせた経験が乏しい人たちが多く受験していたこと、コースの情報収集することができなかったことも手伝って合格率が著しく低いという実情がありました。

一発試験では、実技試験においては、突き詰めれば「バイクの操縦技術に問題はないか」「危険運転がどういうものか理解し、法規走行ができるか」という2点で点数をつけるからです。この2点しか分からないというほうが正確かもしれません。

現在は普通二輪の免許を取ってから大型に挑む人も増えましたから、難関というわけでもありません。バイクによる安全運転の知識があり、乗りなれていればさほど難しい試験というわけではないといえます。

試験そのものはさほど難しくないのですが、それでも1回で合格をするのは難しい試験ではあります。一発試験を行なうという緊張、公道で「危険運転」に見なされる走行を無意識に行ってしまっていること、大型の取り回しに慣れていないこと、独特のコース設計などが、主な落ちる原因と言えるかもしれません。

初回は一発試験の雰囲気を確認し、一発試験に向いているかどうかを確認するために受験してみるというのも一つの手段と言えます。

受験前のポイント

バイクには助手席がありませんから、試験管がコースの案内を行なうこともできません。そのため、試験前には「コースを暗記する」ことが求められます。

ウェブ上では、下記に各試験上のコース情報が掲載されています。

参考:試験場コース図|一発必勝、バイク免許一発試験、合格の近道

審査基準を理解する

審査基準に関しても細かく決まっていて、情報が公開されています。こちらに目を通して普段の運転から意識を向け、試験に備えましょう。

なお、「危険行為」は1回目だけは減点対象になりません。2回以上の危険行為があれば、1回目からさかのぼってすべての「危険行為」を減点します。初回のミスは保留されるため、一度間違えたらそこで終わりということではないので、最後まで諦めず走り抜けることが大切です。